内容が違っても目的が同じならそのアプローチは参考にしたほうがいいんじゃないか

近所の公園の入り口に大人のひざ高さくらいの車止めがある。今朝、そこにA3サイズに印刷してラミネートした看板が貼っていたのに気づいた。

どうやら、公園を利用するにあたっての新型コロナ対策について書かれているようなのだけど、残念ながら、これでは誰も読まないだろうな~というもの。

4つくらいの項目がかかれていたけど、結構詳しく小さな字で書いてあり、ひざ下くらいの高さなので、しゃがまないと読めない。そもそも看板に気づかない人も多いかも。

字も白地に黄色や緑で書いてあって、見にくい。

もうちょっと、読む人のことを考えてくれればいいのにな~と思った。

 

もうしばらく行くとドラックストアがあるのだけど、そこの駐車場の看板はとても対照的だった。

書いていたのは、

・ドラックストアのロゴ

・P→(駐車場の入り口はこちらの意味)

・くすり

字も一文字50㎝くらいで非常に大きく、白地に黒で書いてあり、高さも人の目線の高さよりも少し高いくらいの見やすい位置にあった。

これであれば、きっと車を運転しながらでも20~30mはなれたところから「ここはくすりを扱っている店でその駐車場の入り口はここ」ということがわかるだろう。

 

公園の看板もドラックストアの看板を参考にできていたら、ああは書かなかったと思う。

もちろん、コロナ対策の方が情報量としては多いだろうから、すっかり真似はできないだろうし、伝わりやすさを優先させるなら情報を少なくせざるを得ないと思う。

でも、誰にも読まれないよりはまし。

 

ふたつの看板は「コロナ対策の留意事項」「店への誘導」という全然異なる内容のものなんだけど、「看板で情報を伝える」という手段と目的は同じなので、コロナ対策の看板を作る人もドラックストアの看板の作り方をきっと参考にできる。

やっていることの目的(この場合は「必要な情報が伝わること」)を忘れなければ、身近なところにも手本になるものは見つけられるんじゃないかと思った。